風力発電タービンの建て方工事
先日行われました、丸喜齋藤組で第一号となる風力タービンの建て方工事の様子をご紹介したいと思います。
容量が19.5kWという小型の風力発電です。
まずは、基礎工事です。支柱の土台の部分をコンクリートの基礎によってしっかりと固定します。
支柱は、3本のパーツに分かれていますので、それを地上で組み立てていきます。合計すると20mの高さになる支柱です。
一番下の支柱を吊り上げて、土台に取り付けます。
後で支柱を起こすための油圧シリンダーも固定します。
支柱の中間と上部を組み立てます。
20mの長さの支柱がつながりました。
いよいよ、風力タービンの心臓部ナセルを取り付けます。
支柱の先端にうつ伏せに取り付けます。
そこに3本のブレード(羽根)をボルトでしっかり固定します。
3本のブレードが取り付けられました。回転直径が13mあります。
油圧シリンダーで支柱を持ち上げたら完成です。
現在、日本の固定価格買取制度の低圧(20kw未満)風力発電の買取価格は、キロワットあたり55円です。
このタービンは、年平均風速5m/sで年間発電量が41,064kwとなっています。ですので仮に平均風速5m/sの風が吹くところであれば、年間約226万円の売電収入が期待できます。(来年の4月以降の買取価格は引き下げられる方向で検討されています。)
風力発電は、当然ながら風量によって発電量が大きく変わってきます。たった風速1m/sの違いが発電量を大きく左右しますので、風力発電の土地選びは慎重に行う必要があります。
教えて太陽光発電
いよいよ脱炭素に取り組んでいる企業しか生き残れなくなってきました。そうした脱炭素社会に貢献するために「太陽光発電に取り組んでみたい」「工事費はいくらかかって、どれくらい発電するの?」という疑問にお答えします。