土地活用としての太陽光発電事業とは

太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)がスタートしてから5年経ちました。現在事業用の太陽光発電所は、どのくらいの収益が見込めると思いますか?
日本における太陽光発電システムは、南向きに角度20~30°に設置すれば、ソーラーパネル1kWあたり年間1,200kW程度の発電量が見込めます。(曇の日などを考慮した実日照量に基づく)
平成29年度中は、1kWの電気を(21円+税)で買い取りしてもらえるので、1200×23円で1kWあたり、年間27,600円の収益が見込めるということになります。
初期費用は、基礎工事も含めて1kWあたり20万円くらいなので、仮に20万円で施工できる土地であれば、グロスの収益率(利回り)は、27,600円÷200,000円=13.8%の表面利回りとなります。実際には、この収益に対する税金も高いですし、固定資産税や保険料、メンテナンス費用などが毎年かかりますので、10%前後の利回りが目安になります。
現在、東京都内でもマンションやアパートの投資家は、4~5%でも収益物件として購入することを考えると、収益率としては、その2倍程度の収益率が見込めるということです。
もし、市街化調整区域で活用方法にお困りの土地がありましましたら、アパートやマンションよりも初期コストが小さい太陽光発電による土地活用をお勧めします。

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