小形風力発電が、日本では夏はあまり発電しないのは、よく話にでますが、一方で冬はどれくらい発電するのでしょうか?風況の良いところでは、実際にはどれくらいの発電量が見込めそうか実測値をもとに考えてみます。

以下の画面は、日本海岸に面した風況の良い場所に建てられたC&F社製小形風力発電CF20 JAPANのモニタリング画面です。

9月に連系したので、9月、10月、11月の実測値の推移が分かります。

上のメーターの一番左は風速です。この時の風速5.4m/sを示しています。

真ん中のメーターは、回転数です。1分間あたりの回転数を示しています。この時、84回転です。

一番右にあるメーターは、一時間あたりの発電量を示しています。この時19.219kw/hを示しています。この小形風力発電の出力は、最大20kw/h、それに近い状態であれば、フル発電状態であるといえます。

以上をまとめますと、この風速5.4m/sのとき回転数84で、発電量がMAXに近い状態であったと分かります。

つまり、風速5~6m/sくらいであっても回転数が80以上くらいになれば、ほぼ発電量はMAXです。

大事なポイントは、この風速5m以上くらいの状態が長い間継続しているかどうかです。

まとめ

仮に一月の間、24時間この状態が続いた場合、ひと月の最大発電量は、20kw/h×24(時間)×30(日)=14,400kwhとなりますが、これはあくまで理想的な数値です。実際はそこまではいきませんでした。11月の合計発電量を見てみましょう。

11月の合計発電量は、8,193kWhでした。平均風速5.24m/sですが、平均回転数70.56です。この回転数が実は重要です。風速がしっかり回転につながっているか。それによって発電量が決まります。

正直6,000~7,000kWhくらいかと思っていました。それが8,000kWh超でした。8,193kwhといえば、50kw未満(低圧)の太陽光発電の夏の発電量くらいです。売電収入は、売電単価が55円(税別)なので、ひと月に約45万円(税別)の売電です。冬はこれくらいの収益が見込めます。おそらく12月、1月はもっと発電すると思います。それほどの発電能力を発揮するのがC&F社製CF20 JAPANという機種です。

小形風力発電の機種選びの参考になれば幸いです。